世界を席巻する「JAPAN(KYUSHU)ブランド」を目指して

世界を席巻する「JAPAN(KYUSHU)ブランド」を目指して

九州経済の最前線情報について、施策情報を交えて紹介するコラムですが、第三回は、地域の産品や技術を、世界に通用する「JAPANブランド」として、確立させようという話です。アジア、ヨーロッパ、アメリカ市場を目指す農産品、食品、工芸品などが数多くある九州においては、まさに、「KYUSHUブランド」を生むチャンスです。

世界経済の動向

下図は、世界経済の動向を、その規模と伸び率でみたものですが、現段階での経済規模のウエイトは、米国や欧州が大きいですが、伸び率で見ると、中国、ロシア等、いわゆるBRICsの伸び率が高くなっています。とりわけ、中国とインドは、リーマンショック以後の経済危機下でさえも成長しています。日本においては、これらの世界経済の動向を見据えた戦略が必要なことは、今更言うまでもありません。

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「2007年アジア急成長企業トップ100」ランキング

ちょっと前の話ですが、「2007年アジア急成長企業トップ100」のランキングをみると、第1位は、インターネット関連企業やバイオテクノロジー関連企業ではなく、中国で和風ラーメン店を展開する上海の日中合弁会社、アジセン・チャイナ・ホールディングス(味千中国控股)でした。

同社は、熊本のとんこつ味「味千ラーメン」を、中国本土に逆輸入して大成功したもので、昔から大変人気の熊本ラーメンに着目した同社の潘社長が、「味千ラーメン」のブランド使用権を獲得して、中国に展開したものです。今では、世界各国に展開しています。九州の企業が、直接、外国へ進出して成功した例とは言えないかもしれませんが、「JAPAN(九州)ブランド」が、全世界に広がった好例とは言えます。

他の例では、ちょっと視点は変わりますが、韓国における別府温泉や黒川温泉の人気や、海外での日本のアニメブームなども、立派なJAPANブランドといえます。

JAPANブランドの確立を支援する施策

JAPANブランドの確立を支援する施策として、現在まさに公募中(4月2日まで)なのが、「JAPANブランド戦略展開支援事業」です。本事業は、地域の中小企業等が一丸となって地域の優れた素材や技術等を活かし、地域の産品や技術の魅力をさらに高め、世界に通用するブランド力の確立を目指す取組みに要する経費の一部を補助することにより、地域中小企業の海外販路の拡大を図るとともに、地域経済の活性化及び地域中小企業の振興に寄与することを目的としています。その概要は下図、そして、公募要領は以下のURLをご覧下さい。
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/2010/100301ChushoJB_Koubo.htm

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現在、九州地域において、この施策を活用して、JAPAN(九州)ブランドの確立を目指しているプロジェクトは次表のとおりです。

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また、現在、全国各地で展開されているJAPANブランド事業は、以下のURLをご参照頂ければ、JAPANブランドのイメージが、より明確になると思います。   http://www.japanbrand.net/
松田一也

松田 一也(まつだ かずや)

九州経済産業局中小企業課長

1981年九州大学卒業後、九州経済産業局入局。中小企業技術、地域国際化等の担当を経て、環境ビジネス振興に従事、K-RIP(九州地域環境・リサイクル交流プラザ)を企画・運営。その後、九州大学工学研究院助教授、産学連携センター客員教授として、産学連携を推進。経済局復帰後は、調査課長として景気・経済動向の分析に従事、2007年6月からは現職として、各種の人的ネットワークを活かして、多数の中小企業を応援中。全国1000名を超える読者に対して、メルマガ(真・連携通信R)も配信中。

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